トモ藤田の“ギター耳”育成講座

【連載】トモ藤田の"ギター耳"育成講座 第1回(動画付き)

by トモ藤田(Tomo Fujita)
  • 【連載】トモ藤田の"ギター耳"育成講座 第1回(動画付き)をはてなブックマークに追加
  • この記事をYahoo! ブックマークに追加
  • この記事をGoogle ブックマークに追加
  • この記事をクリップ!
  • この記事についてtwitterでつぶやく

レッスン1:流れのあるフレーズとスケール上下フレーズの違い

 

トモ藤田(Tomo Fujita)による久々の教則本、『耳と感性でギターが弾ける本』が2010年2月8日(月)に発売されます。この出版を記念し、当サイトではギタリストのみなさんに役立つ、動画付きの連載セミナー「トモ藤田の"ギター耳"育成講座」をお届けいたします。更新は毎週火曜日、全5回となります。お楽しみに!

(編集部)

 

こんにちは、バークリー音楽大学のトモ藤田です。今回から5回にわたってこのサイトでギター・セミナーを行うことになりました。この連載では、僕の新刊『耳と感性でギターが弾ける本』からの抜粋を中心にしながら、どのように耳と感性を育てていけばいいか考えていきます。興味をおぼえた方は、ぜひ本の方も見てみてください。

ではレッスンを始めましょう!

 

レッスン1:流れのあるフレーズとスケール上下フレーズの違い

ギターは指板上のポジションやフォームを覚えて弾くのが一般的ですが、目だけに頼って弾くとすぐに成長が止まってしまいます。目からは指をどう動かすかという情報しか入ってこないため、音楽に最も大切な"耳と感性"(=音感、リズム感、強弱の付け方、微妙な間の感覚など)が育ちづらいからです。

●うまい人はなぜ流れがあるソロが弾けるのか?

「いつもマイナー・ペンタを1〜2ポジションで弾くだけになってしまう」、「スケールを覚えたけど、覚えたポジションでスケールを上下するだけしか弾けない」という悩みはギタリストにつきもの。

これはスケールというものを耳で理解していないため、知っているポジション内でスケール音を順番に弾くことしかできないからです。目だけに頼ってスケールを弾くと、このようなことになりがちです。

ところが、うまいギタリストはスケールの中から、"弾きたい音"や"流れを感じさせる音"を意図的に選んで弾くことができます。なぜそのようなことができるのでしょうか?

●スケールだけでなくコード・トーンに注目!

流れを感じさせるソロが弾ける秘密は、コードの構成音(=コード・トーン)に隠されています。うまいギタリストは随所にコード・トーンを取り入れているため、バックで鳴っているコードの流れに沿った演奏になるのです。

スケールを視覚的に考えていると、コードに合っている音かどうかがわかりづらく、スケールをそのまま弾くだけの演奏になりやすくなります。

そして、コード・トーンを選んで弾けるようになるには、コード・トーンの中でも基本的な3音である"トライアド"を弾けるようになるのが近道です。トライアドを弾き、耳を訓練することでコードにぴったり合った音を好きなタイミングで弾けるようになります。

●トライアドを弾けるようになろう

トライアドの基本は、ド・ミ・ソの3音です。ドミソの3音をコードに合わせて自由に弾けるようになるだけでも、流れを感じさせるソロが弾けるようになります!

●動画レッスン!

※使用ギター/Fender:Stevie Ray Vaughan Stratocaster(1992)(→使用機材一覧

→この動画をYouTubeで見る
→この動画に寄せられたコメントを見る

この動画の中では、A7、D7、E7というシンプルなブルースのコード進行に乗せてトライアドを弾いています。

マイナー・ペンタだけだとなかなか流れのある演奏ができないものですが、このようにコードに合わせたトライアドを弾くことで、ギター1本でも流れがとてもわかりやすく、ストーリーのある演奏になるのです。

トライアドについて詳しくは次回!

 

※上の動画は、本WEBセミナーのためにトモ藤田が特別に制作したものであり、書籍『耳と感性でギターが弾ける本』の付録CDには含まれておりません。ご了承ください。

 

■トモ藤田の"ギター耳"育成講座(目次)
 - レッスン1:流れのあるフレーズとスケール上下フレーズの違い
 - レッスン2:トライアドを弾いてみよう
 - レッスン3:ブルースをペンタだけで弾かない
 - レッスン4:実践的なブルース・フレーズを弾いてみよう
 - レッスン5:練習時の注意点(最終回)

書籍『耳と感性でギターが弾ける本』(CD付き)

2010年2月8日発売/2,100円

音楽教育の最高峰、米バークリー音楽大学で教鞭を執るトモ藤田が贈る、"耳を訓練し、感性を育て、弾きたい音を自由に弾く"という新しいコンセプトの教則本。

→リットーミュージック
→インプレスダイレクト
→Amazon

【トモ藤田(Tomo Fujita) プロフィール】

1965年、京都生まれ。

21歳で渡米。1991年、"ボストン・ギタリスト・コンペティション"において日本人初優勝。1993年、バークリー音楽院ギター科講師に就任。1998年、同校助教授に昇進。同年に発表した教則ビデオ『ギタリストのための演奏能力開発エクササイズ』が大ヒットし、その後も多くの教則物を制作。教え子には今をときめくジョン・メイヤー、エリック・クラズノー(ソウライヴ)などがいる。

アルバムは1996年発表の1st 『Put on your Funk face』と、2007年の2nd『Right Place, Right Time』。2010年にはスティーヴ・ガッド、バーナード・パーディ、スティーヴ・ジョーダン、ウィル・リーを迎えた3rdアルバム『Pure』をリリース。講師・ギタリストとして日米双方で活躍中。

【サイト】

Tomo Fujita Web Site
MySpace - Tomo Fujita
YouTube - TomoFujitaMusic
twitter - TomoJustFunky

リットーミュージック - トモ藤田 演奏能力開発エクササイズ(ギター・セミナーなど)

【教則DVD】

『ドカンと上達! ギター・バッキングの「作り方」と「弾き方」』
『ドカンと上達! ギター・ソロの「作り方」と「弾き方」』
『ギタリストのための表現能力開発エチュード』
『ギタリストのための演奏能力開発エクササイズ3 リズム/グルーヴ強化編』
『ギタリストのための演奏能力開発エクササイズ2 ソロ・プレイ強化編』
『ギタリストのための演奏能力開発エクササイズ』

【教則本】

『耳と感性でギターが弾ける本』
『演奏能力開発エクササイズ エレクトリック・ギター』

【CD】

『Right Place, Right Time』(2ndアルバム)
『Put on your Funk face』(1stアルバム)

【DVD】

『京都 ENERGY』

このカテゴリーの他の最新記事
【連載】トモ藤田の"ギター耳"育成講座 最終回(動画付き)
【連載】トモ藤田の"ギター耳"育成講座 第4回(動画付き)
【連載】トモ藤田の"ギター耳"育成講座 第3回(動画付き)
【連載】トモ藤田の"ギター耳"育成講座 第2回(動画付き)
PR

【連載】トモ藤田の"ギター耳"育成講座 第1回(動画付き)

Feature

  • MI Japan 3誌連動・動画セミナー
  • ko、今剛らによる大人のロックバンド!無料ライブ応募受付中!!
  • ギタマガ編集部のTOKYO GUITAR SHOWレポート!
  • ギター・マガジンの記事に連動した動画一覧
  • 9月の質問:あなたが欲しい飛び道具系エフェクターは?
  • エフェクター&アンプ最新カタログ/フェンダージャパン特集/リペアショップ・ガイド

PR広告

Rittor-Musicの雑誌・書籍

リットーミュージックのWEBサービス