eneloop music booster
KBC-9VS オープン・プライス
●充電時間:約3.5時間(※1)●駆動時間:約50時間(消費電流約10mAのアナログ・エフェクター1台の場合)●入力:AC100-240V(ACアダプター使用時)●出力:DC9V×2端子付き(最大出力2000mA、2端子使用時は最大1000mA/1端子)●外形寸法:65(W)×120(H)×42(D)mm●重量:約280g●付属品:専用ACアダプター、入力用ACコード、出力用DCコード(45cm)×2、極性変換コード、専用ケース ※1:使いきった内蔵充電池を満充電するまでの目安時間(環境温度や電池の状態などにより異なります)
< eneloop music booster 製品概要と動画解説
■eneloop music boosterとの出会い
昨年、三洋電機のエネルギー関連の拠点がある淡路島の洲本という町へ、技術者への講演を含めてコンサートに行ったんです。そこで“ こういうものを作っているんですよ”と製品の原型を見せてもらいました。ヒット商品になると直感し、なんとか商品化して下さいと言ったんです。三洋電機さんは充電池製造のリーディング・カンパニーで、その会社がこれだけ本腰を入れてリチウムイオン搭載のブースターを作ってくれるのであれば、いろんな意味で我々は助かるとね。しかもエコである。僕らプロのミュージシャンは9Vの乾電池を山ほど捨てるじゃないですか。パワー・サプライなどを利用するとしても、結局そのパワーは壁(コンセント)から取っている。それをクリーンなエネルギーに変えることも可能なわけですからね。こういった製品が我々のように夢を与える音楽業界の人たちにマッチできるかという、ひとつの指針を示してくれたと思うんです。ここ何十年かの音楽業界における一番のエネルギー革命ですよ。実際に今年1月のNAMMショウで僕がデモンストレーターとして出演した時に、ものすごい反響がありましたからね。しかも日本発信というのがうれしいじゃないですか。
■安定した電源供給とステージ上の利便性
ミュージシャンの立場から言えば、充電時間の短さや使用可能な時間が長いのはもちろんのこと、非常にありがたいのは電圧が安定していることです。デジタル化っていいような悪いようなで、電圧が落ちると働かなくなることが多いじゃないですか。特にデジタル・ディレイのようにプリセットで秒数をセットするものは電圧が落ちることで不安定さが出てくるんですが、この製品はそれを解消できる。当然ながら壁から電源を取ってくる際に運んでくるノイズもありません。そしてステージ上でコンセントを探さなくていい(笑)。ライブ・スポットによっては延長コードが必要になる場面がありますからね。さらにオン/オフのスイッチが付いているから、演奏を終えてスイッチを切ればすべてのエフェクターの機能がそこで停止し、ブースター自体の充電量に漏れがなくなる。eneloopの素晴らしさは、単三形充電池も含めて放電しにくいことなんです。それって一番欲しかった部分でしょ? 今まで“ あれ? 少し前に充電したのに……”ということがありますからね。しかも僕らプロは野外ライブなど過酷な条件で使用することも想定されます。雨が降ったり、上から物を落としてしまったり……。だからすぐに壊れるようではダメなんですよ。でもこれは筐体が頑丈に作られているだけでなく、防雨仕様(JIS IPX3相当)になっている。ほかにこれ以上、何を求めるの?っていうくらい完璧ですよ。
■ミュージシャンの立場からのこだわり
実は、最初の試作機はこれの半分くらいの大きさだったのですが、完成した製品は通常のコンパクト・エフェクターのサイズになっています。インジケーターが付いている点も素晴らしい。パワー残量がわからないとステージで不安になってしまうのでね。満タンが緑で、残量が減るにしたがい橙色になり、残りが30%以下になると赤色になります。すごくわかりやすくて安心ですね。そういう細かい機能もこの小さいボディの中に収まっています。それともうひとつ、オン/オフのスイッチにもこだわっているのがうれしい。わざと凹ませて配置されているのは、ライブ中に誤って踏んでしまっても電源が切れないような配慮。しかもオンにする時はポンと押すだけで、オフにするには長押しが必要なんですよ。
■今後のeneloopシリーズへの期待
開発中のDC9V/AC100Vブースターは、まだ試作機ですが、先のNAMMで使ったけどすごいですよ。これは9V用の親玉的な製品。100Vで100Wで、なおかつ9VのDC端子もふたつ付いていて充電時間は4時間を切る。さらにチェーンもできるので2台あれば200W、3台あれば300W。3台あればマーシャルのでかいスタックをコンセント不要でガンガンに鳴らせるんですよ。足下もすっきりするし、いよいよステージ上のすべての電源がeneloopひとつでまかなえるようになる。まだまだいろんな可能性があるし、僕の頭の中でも、さらにいろんなイメージが浮かんでいますよ。とにかく、音楽業界にはなくてはならないパワーの革命だってことは確かだと思います。
吉田次郎プロフィール
1958年福岡県生まれ。6歳でクラシック・ギターを始め,15歳の時にジョン・コルトレーンをきっかけにジャズに興味を抱く。18歳で上京しスタジオ・ミュージシャンとしてプロ活動をスタートさせる。83年に渡米しバークリー音楽院に入学。卒業後には同院の講師も務めた。90年よりニューヨークを拠点にライブ/スタジオ・ギタリスト,作編曲家,プロデューサーとして活躍。そのジャンルはクラシック,ジャズ,ポップス,R&Bなど多岐にわたる。現在はソロ活動のほか,ケイコ・リーなど多くのアーティストとのセッションを行なう。ちなみに03年より日本人としてふたり目の国連WAFUNIF大使に任命されるなど,日米を股にかけた活動に注目が集まっている。最新作『Platonic』はデイヴィッド・サンボーン(sax),ランディ・ブレッカー(flugel horn,trumpet)ら豪華ゲストを迎えて制作された,地球環境をテーマとした初の全篇オリジナル曲 /インスト作品。
◎オフィシャルHP(http://www.jiroyoshida.com/)

『Platonic』
PLATONIC RECORD
ML-1109
■製品に関するお問い合わせ
三洋電機株式会社 モバイルエナジーカンパニー 市販事業統括部
TEL06-6994-6289 http://jp.sanyo.com/eneloop/
[情報掲載日:2010年7月27日]



