2009年11月8日、Zepp Tokyoにて行われた浅倉大介さんのライブ・レポート、パート①です。
1000日間で100曲を配信リリースするという
プロジェクト、DA METAVERSEを展開中の浅倉大介。
その配信リリースと並行して2007年より毎年開催されているのが
"live metaverse"だ。
浅倉の"脳内仮想空間(メタバース)"をサウンドに昇華した楽曲に、
さらに視覚的な演出によって彩られたステージで、
メタバースの世界観を分かりやすく表現している。
毎回さまざまなコンセプトによって創造されるステージだが、
ここでは、2009年11月8日に行われた 東京公演の模様を
機材とともにレポートしていこう。
ステージ上には中央に浅倉のキーボードがセットされるのみで
いたってシンプルなもの。
しかし、シンプルとはいえ、浅倉の機材は10台を数えるのだが。
そして、キーボード・ブースの後方には
3つのブロックに分かれたスクリーンが取り付けられていた。
開演時刻を過ぎ、場内が暗転。浅倉が登場した。
今回のメタバースの世界の"案内人"の衣装は白を基調にしたもの。
ファンにも斬新?に映っていたようだ。
驚きの歓声が上がる。
あとから話を聞くと、今回のコンセプトと照らし合わせ、
衣装さんがイメージしてデザインしてくれたとのことだ。
1曲目は、メタバースのテーマ曲と言える「Dream Ape Metaverse」から。
ローランドV-Synth GTの鋭いシンセ・ブラス系のサウンドで
演奏されるイントロのリフが、メタバースのトビラを開けていくような
感覚を覚える。
続く「rip」で、今回唯一のサポート・ミュージシャンである、
ドラマーの柴田尚が、後方の中央スクリーンの中から姿を現す。
さらに、「The Transmuters」では、左右のスクリーンに
パフォーマーのシルエットが浮かび上がる。
アップテンポなこのナンバーでは、浅倉はステージ前方でヤマハKX-5を操り、
そして、後方では、ドラム、パフォーマーという構図で、
視覚的にも盛り上がりをみせていった。
4曲目「Der Rattenfanger Von Hameln」は、
本誌2009年AUTUMN号の企画から生まれた楽曲。
この勢いのあるトランス・ナンバーで観客のテンションも
かなり上がっていたはずだ。
MCをはさみ、ライブは進んでいく。
シーケンシャル・サーキッツProphet-5のリード音から
スタートした「創出」では、モーグMinimoogのソロも聴かせ、
アナログ・シンセが活躍。
一方「X-NIGHT」では、このライブで導入したアートリアOriginで
MinimoogとヤマハCS-80のサウンドを重ねるなど、
Originならではのアプローチで楽曲を彩っていた。
どれも、原曲とは違ったサウンド、アレンジで、とても新鮮だ。
そして「Repli Eye〜Probram"d"」「Blanca」というミドル・テンポの
インスト・ナンバーで浅倉はいったん舞台袖へ下がった。
後半のスタートはヤマハTenori-onをフィーチャーした「St. Electric」から。
Tenori-onのリズムともともとの楽曲とのリズムの絡みが斬新で、
これまでに聴いたことのないグルーブを生み出していた。
またオーケストラ・アレンジから、キャッチーなメロディが印象的な
新曲の「YaTa-raven chronicle」も披露し、
常に観客に対して新鮮な驚きを与えてくれる。
「Nothung syndrome」「A Midsummer Night's Dream」で本編の
幕は閉じたが、その瞬間にメタバースの世界へどっぷりと浸かっていたことに
気がつかされた。
それは、縦横無尽にシンセを操り、時にKX-5、ギターを持ちステージを駆け回る
浅倉のパフォーマンス。
さらに、シルエットやスクリーンの映像、ライティングなどで演出された
本公演のパフォーマンスが合致した結果だろう。
アンコールで披露された「YA・TI・MA」では、KX-5で
サンプル・ボイスの再生や、尺八の音色でメロディを取るという一面も。
浅倉らしいこれまでにはない新しい発想で、楽しませてくれた。
配信という形式でリリースが続けられている
DA METAVERSEのプロジェクトだが、今後どんな楽曲が生まれ、
そしてどんな演出のライブを観せてくれるのか、
まだまだ楽しみは尽きない。
ぜひ2010年以降も、浅倉の活動を注目していってほしい。
浅倉大介webサイト→http://www.danet.ne.jp/
DA METAVERSE webサイト→http://www.dametaverse.com/
〈パート② 機材レポートへ続く〉
【セットリスト】*曲名をクリックするとiTunesが立ち上がります
M01 Dream Ape Metaverse
M02 rip
M03 The Transmuters
M04 Der Rattenfanger Von Hameln
M05 創出
M06 X-NIGHT
M07 KISS FOR SALOME
M08 fractal VIBE
M09 Repli Eye〜Probram"d"
M10 'Blanca'
M11 St. Electric
M12 sphere valley
M13 YaTa-raven chronicle
M14 CHIMERA DRAFT
M15 SONIC CRUISE
M16 prime diffusion
M17 Nothung syndrome
M18 A Midsummer Night's Dream
E.C.1 YA・TI・MA
E.C.2 call name "future"
E.C.3 fairy make a lie?
- PR








